後期研修医科 カリキュラム皮膚科

目標・理念

皮膚科後期研修では皮膚科専門医として高い診断・治療技術を修得するとともに「医師・患者間の信頼関係」 を構築できる円満な人格と科学者としての探究心を育成することを目標としています。

診療科概要

当教室では皮膚科専門診療を修得することを目標としていますが,臨床研究や形成外科領域, 皮膚美容など各個人のニーズに合わせた“Flexible”研修システムを提供する用意があります。 病棟ではローテーション制によるグループ主治医制を採用し、より多くの症例が経験できます。 画一的な研修プログラムではなく,他の関連施設を利用して各自の特徴的な能力を伸ばすことを重視しています。

後期研修プログラム

後期研修1年次(卒後3年目)

外来患者の診断,検査,治療を研修するとともに,入院患者3~5名の担当医となり,指導医の下で検査,治療の実践を学びます。 症例解析にも従事し,学会・研究会で発表を行います。(卒後p3年目)は内分泌代謝および糖尿病領域のいずれも入院主治医として担当していただきます。 後期臨床研修2年目以降は、研修医の皆様のご希望に応じた研修に対応することが可能です。

到達目標

外用療法,光線療法,皮膚生検,皮膚科局麻手術,冷凍凝固術,レーザー照射,基本的な疾患の病理判断

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後期研修2年次

個人の希望により習得コースを選択します。

皮膚科専門医習得コース

基本的には1年次と同じですが,更に習熟度を高めます。 症例報告を行うとともに臨床研究にも従事します。 関連病院での臨床研修も選択できます。

形成外科習得コース

関連形成外科施設にて形成外科手技を学びます。 症例解析を行い,学会・研究会で発表を行います。

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後期研修3年次

専門コースの習熟度をさらに高めます。

皮膚科専門医習得コース

基本的には1年次と同じですが,更に習熟度を高めます。 初期研修時から日本皮膚科学会に入会していれば,最短で後期研修3年次の終了で受験資格を得ます。 臨床研究も更に発展させ,論文作成を行うことも可能です。関連病院での臨床研修も選択できます。

形成外科習得コース

当教室にて皮膚外科の実践を学びます。関連形成外科施設にてさらに研修することも可能です。 症例解析を行い,学会・研究会で発表は引き続き行います。

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教育プログラム

  1. 症例検討会 週 1 回、病理組織検討会 月 1 会
  2. 皮膚疾患懇話会および学術講演会 年数回

選択可能な臨床研究テーマ

  1. アトピー性皮膚炎の病態解析と新規治療法の開発
  2. 蕁麻疹の病態解析
  3. 食物アレルギーの原因抗原解析
  4. 皮膚真菌症の培養診断と遺伝子解析
  5. 皮膚悪性腫瘍の転移の解析
  6. 皮膚の美容と老化の解析,他

取得可能な専門医資格

皮膚科専門医,アレルギー専門医,形成外科専門医

海外留学

ドイツKiel大学皮膚科と連携して研修可能です。

写真

研修医とのディスカッション
研修医への手術指導
症例カンファレンス風景
 
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