診療 合科プログラムの特徴モデルプログラム 島根大学耳鼻咽喉科専門研修PGでは、専門研修基幹施設である島根大学医学部附属病院と、地域の中核医療を担う島根県立中央病院、および地域医療を担う雲南市立病院、さらには島根県を一時離れて、京都大学医学部附属病院、近畿大学医学部附属病院、大阪公立大学医学部附属病院・多根総合病院・PL病院、倉敷中央病院、昭和大学江東豊洲病院から希望の病院を選択し、それぞれの特徴を活かした耳鼻咽喉科研修を行い、日本耳鼻咽喉科・頭頸部外科学会が定めた研修到達目標や症例経験基準に掲げられた疾患や手術を経験します。希望により3カ月間総合診療科での研修も可能です。島根県内外で研鑽を積むことで、耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域の悪性腫瘍など重篤な疾患だけでなく、感染症、感覚器障害など日常臨床で頻繁に遭遇する良性の耳鼻咽喉科疾患の診療もまんべんなく経験できます。PROGRAMMESSAGE島根大学医学部附属病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科桑原 風太 基幹施設である島根大学医学部附属病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科を中心に、救急医療が豊富な島根県立中央病院、地域医療を担う雲南市立病院、さらに1年間は島根県外においてサブスペシャリティーの研修を行うプログラムであり、耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域を幅広く研修することができます。また希望により3カ月間総合診療科での研修も可能です。患者さんの生活の質(QOL)を考慮した適切な治療の提供、医療の質の向上と地域医療にも貢献できる耳鼻咽喉科・頭頸部外科医の養成を目指します。昭和大学江東豊洲病院11専攻医からのメッセージ 2022年度より島根大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科専門研修プログラムで研修している桑原風太です。僕が耳鼻科を選んだ理由は、外科系であり手術の方法が耳・鼻・頸でかなり幅広く面白いと思ったのと、たとえば鼻出血や魚骨刺入などで呼ばれてもその場での処置で治して帰す、といったことができるのも面白いと思っています。外科系の中では働き方の面でハードではないほうなのもありがたいです。2024年度は県外での研修先を選びますが、僕は近畿大学で頭頸部腫瘍に重点を置きつつ幅広く研修する予定です。専攻医3年目で県外の病院へ研修に行かせていただけるのはなかなか無いかと思いますので、どこに行けるかなど気になる方は気軽に聞いてください。また学会発表の機会も多くあり、直近では台湾での国際学会で症例報告を行いました。初めての英語での発表はなかなか困難でしたが指導が手厚かったのもあり貴重な経験になっています。 総じて、物理的に自分の手を動かして治療をどんどんやっていきたい方、ワークライフバランスを重視する方、プライベートも含めて臨床以外の活動にも力を入れていきたい方などにおすすめできる科だと思います。共に仕事ができることを楽しみにしています。総島根大学医学部耳鼻咽喉科専門研修プログラム
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