しまね専攻医2025
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18 2024年度より高度外傷センターで専門研修を開始しました石井明日香と申します。島根大学を卒業後、救急科専門医取得を目指し日々研鑽に励んでいます。  当科は、Acute Care Surgeryの3本柱である、外傷外科、救急外科、外科的集中治療を中心に、質の高い教育を受けることができます。また、ドクターカーおよび防災ヘリを用いた病院前診療、災害医療にも力を入れており、救急医として必要不可欠な力を習得することが可能です。  上級医は非常に教育熱心であり、雰囲気が良いことも魅力の1つです。on-offがはっきりした勤務体系となっており、疲労が蓄積しないよう配慮されています。加えて、県内外各地の有名施設での研修も可能です。  是非、日本トップレベルの外傷診療を一緒に経験しませんか。  情熱溢れる皆さんをお待ちしています。 本学医学部附属病院は出雲市内に位置し、出雲医療圏を始めとした島根県全域から多くの重症救急患者が搬送されてくる救急の中核施設です。当院救急科専門研修プログラムは、救命救急センターを中心に院内各科と連携して一次から三次救急まで幅広い救急疾患を経験し修練することのできるプログラムです。とくに日本初のAcute Care Surgery講座による高度外傷センターを併設し、最先端の救急診療ユニットである「ハイブリッドERシステム」を有しており、高度な救急医療を経験することのできる数少ない医療施設です。またERとしてあらゆる救急症例に24時間対応することで救急医として必要な知識・スキルを効率よく研修することができます。地方大学ながらも全県から集約されることから、症例数は豊富で多くの救急症例に接するには良い環境が備わっています。連携施設として島根県内の主たる病院に県外の医療機関を加えて多くの施設が参加するプログラムであり、幅広い救急科研修が可能です。PROGRAMMESSAGE島根大学医学部附属病院 高度外傷センター/Acute Care Surgery 講座伊藤 優圭島根大学医学部附属病院 高度外傷センター/Acute Care Surgery  講座石井明日香集中治療研修(6ヶ月)へき地・地域医療研修(最低3ヶ月)基幹病院研修(3ヶ月)(救命救急センター・高度外傷センター)プログラムの特徴モデルプログラム1年目2年目3年目基幹病院研修12ヶ月以上(救命救急センター・高度外傷センター)連携施設での研修(6ヶ月)基幹病院研修(6ヶ月)(救命救急センター・高度外傷センター)4年目以降基幹病院でのサブスペシャルティ研修(外傷専門医、集中治療専門医、外科専門医、Acute Care Surgery認定外科医、DMAT、社会医学系専門医(災害専門)など)専攻医からのメッセージ 2024年度より高度外傷センター/Acute Care Surgery講座で研修を開始した伊藤優圭です。私は初期研修中、救急・外科手術・集中治療を兼ね備えたAcute Care Surgeryに興味を持ち、それを学ぶべく専門研修の場を探し始めました。 ACSは比較的新しい概念ということもあり、進路を悩みましたが、そんな中、私が外傷センター/ACS講座で研修をすることになった理由をいくつか挙げたいと思います。 まずは、おそらく日本で一番「ACS」を中心に学ぶことができる環境であることです。 さらに、救急科専門医プログラムでありながら、手術手技を学ぶことができるというのもここならではの特徴です。豊富な経験を持つ指導医の下で外傷、急性腹症の手術を学ぶことで、その後の外科専門研修にスムーズに繋げられると思います。 医局の雰囲気や普段の診療を直接感じて頂ければ、島根での研修に興味を持って頂けると思いますので、是非ご連絡下さい!島根大学医学部附属病院救急科専門研修プログラム

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