31吉田くんのしまねゼミ検 索県政広報テレビ番組で、当院の人材育成の取組みが放送されました。テーマは「育てます!地域医療の人材」。 「総合診療医」も紹介しています。 ぜひ、ご覧ください。 専攻医は、日常遭遇する疾病と傷害等に対して適切な初期対応と必要に応じた継続的な診療を全人的に提供するとともに、地域のニーズを踏まえた疾病の予防、介護、看とりなど保健・医療・介護・福祉活動に取り組み、絶えざる自己研鑽を重ねながら人々の命と健康に関わる幅広い問題について適切に対応する総合診療専門医になることで、自らのキャリアパスの形成や地域医療に携わる実力を身につけ、以下の機能を果たすことを目指します。 1)地域を支える診療所や病院においては、他の領域別専門医、一般の医師、歯科医師、医療や健康に関わるその他職種等と連携して、地域の保健・医療・介護・福祉等の様々な分野におけるリーダーシップを発揮しつつ、多様な医療サービス(在宅医療、緩和ケア、高齢者ケア、等を含む)を包括的かつ柔軟に提供PROGRAMMESSAGE島根県立中央病院 総合診療科 専攻医足立 元専攻医からのメッセージ 令和6年度から、島根県立中央病院総合診療専門研修プログラムで研修中の専攻医1年目です。1年目最初の6カ月を総合診療科で病棟研修と週一回の外来研修を行いました。総合診療科の指導医の先生方はとても優しく、親身になって対応してくださりとても勉強になる研修内容でした。また、院外の総合診療科の先生方とも交流があり、風通しが良く島根県全体で総合診療医の育成を応援してくれる風土があります。実際に、専攻医2年目は出雲市民病院という地域の2次救急病院、専攻医3年目は隠岐病院で離島研修をする予定にしており、希望すれば島根県内の様々な病院で柔軟に研修を組むことができるのもいいところです。総合診療に少しでも興味のある方は、是非見学に来ていただけるととても嬉しいです!お待ちしております!2)総合診療部門を有する病院においては、臓器別でない病棟診療(高齢入院患者心理・社会・倫理的問題を含む複数の健康問題を抱える患者の包括ケア、癌・非癌患者の緩和ケア、感染症管理等)と臓器別でない外来診療(救急や複数の健康問題をもつ患者への包括的ケア)を提供3)地域を支える診療所や病院、総合診療部門を有する病院のいずれにおいても、総合診療の発展に貢献するために、教育者あるいは研究者として啓発活動や学術活動を継続■ こだわりポイント・症例数が多い 2023年度 総合診療科外来患者数 6,603人 入院患者数544人Common diseaseの治療 生活習慣病の指導 悪性疾患、不明熱などの診断他院や他科で原因不明とされた疾患の診断・指導体制充実 基幹病院 総合診療特任指導医および内科、救急、小児科など専門科指導医各々複数内科、救急カンファレンスや感染、緩和、褥瘡、栄養等の横断的チーム医療参加連携施設 1施設に1指導医以上、ネットワークによる指導、カンファレンス参加整形内科、産婦人科、病診連携診療など地域特性を生かした研修・指導・施設設備充実 3診並列体制の総合診療外来、超音波、内視鏡、耳鼻科、整形外科などの手技研修高度救命救急センター、集中治療室までの救急研修総合診療科、内分泌代謝科、整形外科の混合病棟における包括チーム診療・女性医師サポート 産休、育休取得や院内保育所、代診制度の実績・島根県職員総合診療医採用支援・サブスペシャリティへの対応 新家庭医療専門プログラムや病院総合診療医プログラムへの対応・医学生、特定行為看護師、臨床研修医教育者、臨床研究者としての 支援体制
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