しまね専攻医2025
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43◆連携施設島根県庁島根県7保健所(松江、雲南、出雲、県央、浜田、益田、隠岐)島根県保健環境科学研究所島根県立心と体の相談センター島根大学医学部島根県立中央病院県内事業所(産業分野)募集定員2名研修期間3年TEL 0852-22-5249 FAX 0852-27-6317Email kenpuku-somu@pref.shimane.lg.jpMESSAGE松江市・島根県共同設置松江保健所 溝上 悠介国立保健医療科学院:公衆衛生行政に関する体系的研修結核予防会結核研究所:結核に対する集中研修島根大学:感染制御、医療安全研修 県内事業所:産業保健分野研修その他HIV研修、産業医のための研修を受講できます。4月5月1年目国立保健医療科学院2年目県庁3年目6月7月8月出雲保健所(適宜、短期研修へ参加)島根大学9月10月11月出雲保健所県庁12月1月2月3月県内の事業所県庁社会医学系専門医研修「ご縁の国 しまね プログラム」~島根県、島根大学医学部合同プログラム~島根県健康福祉部医療統括監 谷口 栄作 社会医学系専門医は、個人へのアプローチにとどまらず、多様な集団、環境、社会システムへのアプローチにより、人々の健康の保持・増進、傷病の予防、リスクの管理、感染症等の健康危機管理等、保健医療福祉制度の構築及び運用に対して、リーダーシップを発揮する専門医です。 3年間のプログラムで、「基本的な臨床能力」を基盤として、「公衆衛生」「保健医療政策」「行動科学」「健康危機管理」等の7つの専門知識領域と「社会的疾病管理能力」「健康危機管理能力」「医療・保健資源開発調整能力」の3つの専門技能の獲得を目指します。モデルプログラム専攻医からのメッセージ人口減少・高齢化が進む島根県の将来に向けて  臨床現場において、高齢化による患者の平均年齢上昇や様々な疾患を背景に有する患者の増加を肌で感じ、今後を見据えた医療提供体制の仕組みづくりに関わりたいと思い、公衆衛生の道を選択しました。 私は、公衆衛生と臨床とは、全く別の分野ではなく、基本的な考え方は同じであると考えています。対象が1人1人の患者さんなのか、地域住民全体なのかという違いはありますが、対象が抱える課題を洗い出し、それに対する対応方針を検討・実行し、実行した結果が有効であったか否かを検証するという一連の流れは、保健所や県庁にいても、病院にいても同じです。 島根県では、指導医が専攻医の希望に応じてプログラムの具体的内容を検討していただいたり、保健師等の専門職や事務職の方々も専攻医に必要なサポートをしていただき、県の様々なデータ分析や施策の検討など、様々な知識や能力を磨いていくことができます。今後さらに人口が減少し、高齢化が進むと言われている島根県において、県民に必要な医療を引き続き提供できる仕組みを一緒に作っていきましょう。島根県・島根大学医学部合同社会医学系専門医研修担当者名/島根県健康福祉部健康福祉総務課

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