2019 しまね×専攻医
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外科専門医認定試験予備試験6■ プログラムの特徴 オール島根外科専門研修プログラムは、島根大学を基幹施設として、県内では、松江・雲南・出雲・大田・浜田・益田・隠岐の7医療圏、他県では、佐世保・静岡の2つの医療圏で合計15施設が連携施設となり、外科専門医の育成に取り組むものです。これら研修施設群における3年間のNCD登録数は13,125例で、専門研修指導医は44名在籍していますので、十分な症例と指導者のもとで専門医を取得できます。人口の多い地域から、いわゆる僻地にある施設もありますので、専門的な知識のみならず、Generalistとしてのバランスのとれた研修ができることが特徴です。そして、基幹病院である島根大学では、消化器・総合外科、循環器・呼吸器外科・Acute Care Surgeryの3科が主体となって研修を行いますので、幅広いスキルを身につけることができます。■ モデルプログラム■専門研修1年目は基幹施設、専門研修2・3年目は連携施設での研修です。3年間の研修期間の うち、少なくとも2つ以上の異なる医療圏で専門研修を行います。3年目の研修は2年次終了時の達成度合を勘案して研修内容を検討します。■最短で4年次に予備試験、5年次に認定試験を受験し、外科専門医を取得することができます。外科医を志す研修医のみなさまへ 今年の春から消化器・総合外科に入局した井上圭亮です。新専門医制度の1期生ということで不安もありましたが、指導医の先生方や先輩方に時に厳しく時に優しく指導していただきながら日々の診療に励んでいます。私は島根県出身であることもあり、『オール島根外科専門研修プログラム』を選択しましたが、住み慣れた環境、学生のころからお世話になっている先生方のもとで研修できる利点は非常に大きいと感じています。外科専門医取得のために必要な経験症例・執刀症例は多いですが、状況に応じて若手にも機会が巡るように配慮していただいています。地域の市中病院でも当科出身の先生方が活躍しておられ、外科医として地域医療に貢献できる機会も多いのではないかと思います。最近は臨床実習で当科を選択してくださる6年生が増えており、5年生も積極的に臨床実習に参加されており嬉しく思います。みなさんと一緒に研修できることを楽しみにしています。基幹施設オール島根外科専門研修プログラム1年次専攻医からのメッセージ連携施設A2年次サブスペシャルティ領域など専門医研修大学院コースまたは外科系臨床腫瘍医育成コース島根大学医学部附属病院 消化器・総合外科/井上 圭亮連携施設B3年次基幹施設4年次オール島根外科専門研修プログラムの1例外科専門医研修

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