2020しまね×専攻医
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11島根大学医学部耳鼻咽喉科専門研修プログラム■ プログラムの特徴 基幹施設である島根大学医学部附属病院耳鼻咽喉科を中心に、救急医療が豊富な島根県立中央病院、地域医療を担う雲南市立総合病院、耳科疾患が豊富な近畿大学医学部附属病院で構成された研修プログラムです。本プログラムでは耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域を幅広く研修するのみでなく、患者さんの生活の質(QOL)を考慮した適切な治療の提供ができる耳鼻咽喉科医を養成し、医療の質の向上と地域医療に貢献するとともに、長期的な展望に立った医師の人生設計を行うことを目的としています。また、診療技能のみならず、学会発表や論文作成を通じ、科学者としての素養を磨くことも目標としています。専攻医へのメッセージ 耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域は様々な機能が絡み合う部位であり、専門性が高いと同時に多岐に亘る領域を有する診療科です。その診断ならびに治療には専門的な知識と技能が求められます。命を守り、機能を守るという医療は、耳鼻咽喉科・頭頸部外科に連綿と続く伝統であり、 我々は早くからこの点を重視した治療を行ってきた専門家集団です。耳鼻咽喉科・頭頸部外科が持つこの多様性は、男性医師・女性医師を問わず、意欲ある皆さんに多くの活躍の場を提供します。内科的思考と外科的skillを共に学びながら、若いあなたの診療・研究の両立と国際化を目指してみませんか。■ モデルプログラム 4年間の研修期間の内、1年目は島根大学附属病院で耳鼻咽喉科の基本的知識、診療技術を習得します。2年目は島根県立中央病院において研修を行います。島根県立中央病院はCommon diseaseの症例数が豊富で、救急疾患も多く、手術手技や救急疾患の対応などを習熟します。3年目の内、半年間は雲南市立病院で、残り半年間は近畿大学医学部附属病院で研修を行います。雲南市立病院は地域医療を担っている病院であり、地域に密着した医療に貢献します。近畿大学医学部附属病院では耳科学のスペシャリストのもと研修を行います。4年目は島根大学医学部附属病院で研修を行います。島根大学医学部附属病院では、これまで習得した知識,技術の習熟を目指し,かつ後進の指導を行います。また社会人大学院へ進学し,診療・研修を行いながら, 基礎医学の方法論に立脚した臨床研究やトランスレーショナルリサーチを行うことも可能です。島根大学医学部附属病院 耳鼻咽喉科 准教授/青井 典明PROGRAM

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