2020しまね×専攻医
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16島根県・島根大学医学部病理専門研修プログラム■ プログラムの特徴 県内連携施設は、益田赤十字病院以外、全て島根大学医学部病理から常勤や非常勤を派遣している関連病院であり、病理部長も同病理の出身者であるため、相互の意思疎通が非常にはかりやすく、フットワークが軽いと言えます。そこが最大の特徴です。また大学では、臨床科とのカンファレンスだけでなく、毎日部内で生検カンファレンスを開いており、自身が担当していない症例についても学ぶ機会が豊富です。さらに、連携施設でも手術材料は新鮮検体から病理が扱うなど、大学と全く同じプロセスで研修ができるのも特徴です。専攻医からのメッセージ 指導医の先生方や技師・事務員の皆さんが、若手の育成を大切に考えて下さっており、皆が積極的に指導をしてくれます。また育児や病気療養にも理解があり、実際両立している上級医が多くいます。以下当科での研修の特徴を4点述べます。 一点目は、当科は研修医が少ないため、貴重・重要な症例を積極的に経験でき、貴重な症例は学会・論文発表することができます。関連病院へ研修に行くことも可能です。 二点目は、手術材料を固定前の検体から勉強ができる点です。全国のほとんどの病院では手術検体は固定されてから病理部に運ばれますが、当院では手術検体が術後直接病理部へ搬送されますので固定前の検体でマクロ所見の勉強をすることができます。 三点目は、生検材料を質問し合う、全国でも珍しい生検カンファレンスがある点です。生検材料でわからなかったことを病理医皆に相談でき、疑問を解決できる環境にあります。 四点目は研究も、仕事と両立しながら積極的に行える環境にあります。希望があれば大学院も早期から入学可能です。勉強会や学会も、若手が業務の制限なく行くことができます。 当科の病理医数は少ないですが、その分いつでも全員で話し合いや教えてもらえることが可能です。このように研修がしやすく、学びやすい環境で、ぜひ来年から私達と一緒に働きませんか。1年目剖検(CPC)と基本的な組織診、2年目剖検(CPC)と専門的な病理診断、3年目■ モデルプログラム細胞診の手技習得細胞診受験に必要な各種講習会細胞診専門医試験受験島根大学医学部附属病院関連法律、医療安全の島根大学医学部附属病院剖検(CPC含む)と専門的な病理診断専門研修連携施設死体解剖資格取得病理専門医試験受験知識習得および専門的な細胞診の習得日本臨床細胞学会入会剖検講習会博士号学位審査大学院1年目大学院2年目大学院3年目(論文執筆開始)PROGRAM

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