2021しまね×専攻医
8/42

外科専門医認定試験予備試験モデルプログラム■専門研修1年目は基幹施設、専門研修2・3年目は連携施設での研修です。3年間の研修期間の うち、少なくとも2つ以上の異なる医療圏で専門研修を行います。3年目の研修は2年次終了時の達成度合を勘案して研修内容を検討します。■最短で4年次に予備試験、5年次に認定試験を受験し、外科専門医を取得することができます。7 オール島根外科専門研修プログラムは、島根大学医学部附属病院を基幹施設とし、県内は松江・雲南・出雲・大田・浜田・益田・隠岐の7医療圏、県外は佐世保(長崎県)・大村(長崎県)・静岡(静岡県)の3医療圏にまたがる外科医育成プログラム研修施設で構成されています。連携施設は17施設で、それぞれ病院の特色と地域性を生かした取り組みで、幅広い疾患に対応できる外科専門医の育成を図ります。 専門研修施設群の3年間のNCD登録数(外科専門医ならびにサブスペシャルティ領域の専門研修に必要な手術)は13,320例で、専門研修指導医50名が在籍していますので、経験豊富な指導医のもと、外科専門医を取得するに十分な症例を経験することができます。 特に基幹施設である島根大学医学部附属病院は、消化器・総合外科、循環器・呼吸器外科、Acute care surgeryの3講座が密に連携した研修計画が特徴で、約1年の研修で外科専門医取得に必要な症例のほとんどをカバーすることができます。また、本プログラムは、人口の多い地域からいわゆる僻地まで幅広い医療圏を包括していますので、外科領域の専門的な知識・技術の習得は勿論のこと、Generalistとしてのバランス感覚を養うことができるのも大きな特徴です。オール島根外科専門研修プログラムプログラムの特徴専攻医からのメッセージMESSAGE 2020年4月より消化器・総合外科に入局した松原加歩と申します。島根県出身で地元での医療を行いたいと思っており、また学生時代から外科に興味があったため、『オール島根外科専門医研修プログラム』を選択しました。本プログラムは島根の様々な関連病院で研修できるため、大学病院ならではの稀な症例からその地域特有の外科症例やcommonな症例など、様々な症例を経験できます。また、外科に興味はあるけどどの分野か決まっていない人でも、このプログラムなら外科専門医に必要な症例を集めながら消化器だけでなく循環器や呼吸器外科なども経験することができるのでお勧めです。現在いろんな手術を経験させていただきながら執刀する機会もあり、日々勉強になっています。女性の方で外科を敬遠されている方もおられるかと思いますが、現在医局で女性の方も増えており、乳腺外科など女性の需要の多い外科もあります。外科に興味がある方、ぜひお待ちしています。基幹施設1年次連携施設A2年次サブスペシャルティ領域など専門医研修大学院コースまたは外科系臨床腫瘍医育成コース島根大学医学部附属病院 消化器・総合外科/松原 加歩連携施設B3年次4年次以降基幹施設オール島根外科専門研修プログラムの1例外科専門医研修PROGRAM

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る