2022しまね×専攻医
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モデルプログラム1年目2年目3年目基幹病院研修12ヶ月以上(救命救急センター・高度外傷センター)連携施設での研修(6ヶ月)基幹病院研修(6ヶ月)(救命救急センター・高度外傷センター)4年目以降基幹病院でのサブスペシャルティ研修(外傷専門医、集中治療専門医、外科専門医、Acute Care Surgery認定外科医、DMAT、社会医学系専門医(災害専門)など) みなさん、こんにちは。2021年度にAcute Care Surgery講座専攻医として入局致しました高津研翔と申します。私は元々熊本出身であり、宮崎大学医学部を卒業し、臨床研修は熊本県の人吉医療センターという病院でさせて頂きました。学生、研修医時代は大まかに熊本や宮崎で外科系の進路を考えていました。そのような中初期研修医の後半で熊本豪雨に被災し、自分が務めていた病院も被害を受けました。その際全国からDMATを始めとした救急医の支援を受け、救急医療の魅力に惹かれました。救急もしたい、その後はしっかりと自分の中では考えがまとまっていないが外科系にも行きたい。そのように自分の中でも漠然としか考えていませんでしたが、救急医療を勉強しながら(救急専門医を取りながら)、外傷、急性腹症の手術手技も勉強できる当科のプログラムはとても魅力的でした。とはいえ縁もゆかりもない島根県に飛び込むことは少し勇気が要り、不安な要素も多くありました。見ず知らずの存在であったこともありますが、上級医の先生、専攻医の先輩は入局までに何回もビデオ通話やメールで相談に乗って下さいました。プログラムの魅力もさることながら、親身で熱心に指導して下さる上級医の先生に囲まれている環境も当科の大きな魅力の一つだと思います。島根にゆかりのある人はもちろんですが、自分のようにそうでは無い人にも自信を持ってお勧めします。少しでも興味を持って頂ければ、ぜひ一度見学にいらしてください!お待ちしております!18 本学医学部附属病院は出雲市内に位置し、出雲医療圏を始めとした島根県全域から多くの重症救急患者が搬送されてくる救急の中核施設です。当院救急科専門研修プログラムは、救命救急センターを中心に院内各科と連携して一次から三次救急まで幅広い救急疾患を経験し修練することのできるプログラムです。とくに日本初のAcute Care Surgery講座による高度外傷センターを併設し、最先端の救急診療ユニットである「ハイブリッドERシステム」を有しており、高度な救急医療を経験することのできる数少ない医療施設です。またERとしてあらゆる救急症例に24時間対応することで救急医として必要な知識・スキルを効率よく研修することができます。地方大学ながらも全県から集約されることから、症例数は豊富で多くの救急症例に接するには良い環境が備わっています。連携施設として島根県内の主たる病院に県外の医療機関を加えて多くの施設が参加するプログラムであり、幅広い救急科研修が可能です。集中治療研修(6ヶ月)へき地・地域医療研修(最低3ヶ月)基幹病院研修(3ヶ月)(救命救急センター・高度外傷センター)島根大学医学部附属病院救急科専門研修プログラムプログラムの特徴専攻医からのメッセージMESSAGE はじめまして、2021年度よりAcute Care Surgery講座に入局しました坂根舜哉と申します。私は学生時代からAcute Care Surgery講座に関心があったこともあり、2018年度に島根大学医学部を卒業し、大阪府のりんくう総合医療センターで臨床研修を行い、本年度より入局しました。現在は救急専門医取得を目指し研鑽をしております。当科のプログラムの魅力は、救急専門医研修中にも外科的集中治療も含めた全身管理、急性腹症を含めた外科手技の研鑽も同時にかつ日常的に携わることが可能という点です。Acute Care Surgeonに必要なこれら3つの要素を救急専門医取得過程でも十分に行うことができるプログラムは全国では当科のみではないでしょうか。また、これらの多岐にわたる研修内容に対して、上級医のバックアップも充実しており適切な指導を受けつつ診療を進めることができます。症例数、研修内容、指導体制全てにおいて充実した、かつ大学病院としてacademicな側面も十分な機会が得られる、自身の行いたい研修内容全てに手が届くプログラムだと思います。外傷診療や急性期外科に関心のある皆様、ぜひ我々とともに日本の外傷診療の最先端を学びませんか。興味があればまずは一度見学にお越しください。お待ちしております。島根大学医学部附属病院 Acute Care Surgery講座 高度外傷センター/坂根 舜哉島根大学医学部附属病院 Acute Care Surgery 講座 高度外傷センター/高津 研翔PROGRAM

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