2022しまね×専攻医
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モデルプログラム19 リハビリテーション科専門医に専門技能として求められるものは、(1)脳血管障害,外傷性脳損傷など,(2)脊髄損傷,脊髄疾患,(3)骨関節疾患,骨折,(4)小児疾患,(5)神経筋疾患,(6)切断,(7)内部障害 (8)その他(廃用症候群,がん,疼痛性疾患など)の8領域に亘ります。島根県内の病院間の連携は良好で,急性期,回復期,生活期すべてに渡って研修できます。脊髄損傷に関しては西日本で有数の施設(岡山県内)で集中的に学習できます。さらに希望がありましたら専門性の高い研修も可能ですのでお気軽にご相談下さい。MESSAGE島根大学リハビリテーション科専門研修プログラムプログラムの特徴研修医からのメッセージ リハビリテーション医学に興味を持っていただきありがとうございます。リハビリテーション医学は、臓器レベルでの機能改善、ADLの向上、住環境整備、社会適応援助などの多面的アプローチによって健康寿命の延伸に重要な役割を果たします。そのためリハビリテーション科医がカバーする領域は保健・医療・福祉分野に到るまで幅広く、その専門性と役割もきわめて広いです。具体的な疾患として運動器疾患、脳血管疾患、循環器疾患、呼吸器疾患、がん、小児発達、摂食嚥下などが挙げられます。就労、就学、競技復帰、趣味の再開など、患者さんの目標は様々です。急性期・回復期・生活期いずれのステージにおいても、各疾患特有の"障害"に焦点を当て、その治療方針や個々人の背景・ニーズなどを理解し、実現可能な目標を設定したうえで、患者さんの活動を維持し、健康増進を援助します。嚥下障害や痙縮治療など、リハビリテーション科医の役割が大きく期待される分野もあります。お待ちしています。島根大学医学部附属病院 リハビリテーション科/濵崎 由文PROGRAM

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