2022しまね×専攻医
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外科専門医認定試験予備試験モデルプログラム■専門研修1年目は基幹施設、専門研修2・3年目は連携施設での研修です。3年間の研修期間の うち、少なくとも2つ以上の異なる医療圏で専門研修を行います。3年目の研修は2年次終了時の達成度合を勘案して研修内容を検討します。■最短で4年次に予備試験、5年次に認定試験を受験し、外科専門医を取得することができます。7 オール島根外科専門研修プログラムは、島根大学医学部附属病院を基幹施設とし、県内は松江・雲南・出雲・大田・浜田・益田・隠岐の7医療圏、県外は佐世保(長崎県)・大村(長崎県)・静岡(静岡県)の3医療圏にまたがる外科医育成プログラム研修施設で構成されています。連携施設は17施設で、それぞれ病院の特色と地域性を生かした取り組みで、幅広い疾患に対応できる外科専門医の育成を図ります。 専門研修施設群の3年間のNCD登録数(外科専門医ならびにサブスペシャルティ領域の専門研修に必要な手術)は11,646例で、専門研修指導医50名が在籍していますので、経験豊富な指導医のもと、外科専門医を取得するに十分な症例を経験することができます。 特に基幹施設である島根大学医学部附属病院は、消化器・総合外科、心臓血管外科、呼吸器外科、Acute care surgeryの4講座が密に連携した研修計画が特徴で、約1年の研修で外科専門医取得に必要な症例のほとんどをカバーすることができます。また、本プログラムは、人口の多い地域からいわゆる僻地まで幅広い医療圏を包括していますので、外科領域の専門的な知識・技術の習得は勿論のこと、Generalistとしてのバランス感覚を養うことができるのも大きな特徴です。オール島根外科専門研修プログラムプログラムの特徴専攻医からのメッセージMESSAGE 2021年4月から心臓血管外科に入局した三浦法理人と申します。私は島根県松江市の出身で2019年に本学を卒業しました。元々外科系の診療科に興味をもっていましたが、在学中の病棟実習で小児心臓外科に魅了され、この道を選択しました。現在はまず外科専門医を取得するために、『オール島根外科専門研修プログラム』にて周術期管理や外科的基本手技を学びながら手術に参加させていただき、多くの経験を積ませていただいております。 外科専門医取得には各領域で一定数の手術経験が必要であり、学術活動も必須となっています。本プログラムでは、各講座に所属はしますが、科の垣根を越えて連携し、足りない分野の経験を積むことができ、また大学病院ということもあり、学会発表や論文執筆などもしっかりと指導していただくことができます。ある程度自分のプランがある方には、それに沿ったキャリア形成をサポートしていただける体制も整っています。 専攻医選択はある意味、今後の人生を左右する大きな分かれ道と言えます。中々決めることが難しいとは思いますが、少しでも外科に興味のある方、是非一緒に研修してみませんか?基幹施設1年次連携施設A2年次サブスペシャルティ領域など専門医研修大学院コースまたは外科系臨床腫瘍医育成コース島根大学医学部附属病院 心臓血管外科/三浦 法理人連携施設B3年次4年次以降基幹施設オール島根外科専門研修プログラムの1例外科専門医研修PROGRAM

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