19PROGRAMMESSAGE島根大学医学部附属病院 リハビリテーション科間口 太公プログラムの特徴モデルプログラム リハビリテーション科専門医に専門技能として求められるものは、(1)脳血管障害,外傷性脳損傷など,(2)脊髄損傷,脊髄疾患,(3)骨関節疾患,骨折,(4)小児疾患,(5)神経筋疾患,(6)切断,(7)内部障害 (8)その他(廃用症候群,がん,疼痛性疾患など)の8領域に亘ります。島根県内の病院間の連携は良好で,急性期,回復期,生活期すべてに渡って研修できます。脊髄損傷に関しては西日本で有数の施設(岡山県内)で集中的に学習できます。さらに希望がありましたら専門性の高い研修も可能ですのでお気軽にご相談下さい。専攻医からのメッセージ はじめまして。2022年4月に島根大学医学部附属病院リハビリテーション科へ入局しました、間口太公と申します。 「リハビリテーション(以下リハビリ)って何するの?」とは患者さん、同業者(医療関係者)などあらゆる人から最もよく聞かれる質問の1つです。リハビリでは「疾患の治療」にとどまらず「続発した障害への介入」も行います。例えば脳出血をきたした際には手術を行うことがありますが、リハビリでは続発した運動麻痺や言語障害に対し運動訓練や言語訓練、生活指導などを行い患者さんが安心して生活できるようサポートします。リハビリで対象となる疾患・障害は幅広く、0歳から100歳超えまで、急性期・回復期・生活期とあらゆる時間軸で介入します。そのため総合性が求められる一方で摂食・嚥下機能評価や装具治療、痙縮に対するボトックス治療など、専門性が期待される分野もあります。当講座では職員間での風通しがよく気になることは気軽に質問できます。また希望に沿った研修や進路相談なども可能です。少しでも気になる方は遠慮なくのぞいてみてください。島根大学リハビリテーション科専門研修プログラム
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