指導医からのメッセージ(歯科)

島根大学医学部歯科口腔外科学講座教授 関根浄治

島根大学医学部附属病院卒後臨床研修センター(歯科口腔外科)では、<人に優しく世界に通じる口腔外科医の育成>を目標としています。 医学部歯科口腔外科では、ひとつの診療科で患者さん中心の全人的治療を提供できるというメリットがあります。

歯科口腔外科においては、炎症、変形症、外傷、腫瘍など守備範囲が極めて多岐にわたるため、それらの習得には長時間を要します。 私は新卒の先生方にもっとも大切なことは、<問題を自分で見つけて解決できる能力>を良い指導者のもとで習得することだと考えます。 将来口腔外科専門医等の臨床家あるいは研究者を目指すにしても、まずは自立して思考・行動できなくてはなりません。 卒業して最初に出会う指導医はみなさんの歯科医師生命を左右すると言っても過言ではありません。

われわれのトレーニングプログラムでは、初年度から明確な具体的目標を定め、まず半年間で基本手術を執刀できるよう指導します。 また、関連病院での研修を含めて様々な口腔病変に対応できるよう指導するとともに、学会発表や論文作成指導も併せ行います。

後期研修では麻酔科・集中治療部・救命救急センターでの研修を含めた歯科口腔外科アドバンスコース、 口腔外科専門医育成コース、歯科口腔外科大学院コースなどに進みます。

定期的に開催する外国語による症例検討会や海外とのテレビカンファランスでは、 世界の口腔外科医たちとリアルタイムに症例検討やリサーチ打ち合わせを行っています。

さらに、いまや欠損補綴のオプションのひとつとして絶対に無視できないインプラント治療については、国内外から世界トップレベルの講師陣を招聘し、 実践トレーニングコースを開催しています。また、経験豊かな嘱託講師陣、 臨床教授・臨床講師による特別セミナーはみなさんの臨床の即戦力となるものと確信しています。

私がこれから歯科医師として研修を始めるみなさんに申し上げたいことがふたつあります。
まずひとつは患者さんを自分の家族と思って優しく接すること、そしてもうひとつは1年後、3年後、10年後の自分の目標を明確にして夢を持ち続けること。 このふたつを忘れずにわれわれが企画する研修に臨んでいただければ、 みなさんは必ず一流の歯科医師・口腔外科医になれると確信します。

みなさん、この出雲の地でよく遊びよく学び世界に通じる口腔外科医を目指してください!若い力をお待ちしています。