副センター長挨拶

卒後臨床研修センター副センター長 石橋豊

副センター長の石橋 豊と申します。

2004年に始まった初期臨床研修制度は、各専門医になる前に高齢化とともに多様化する病状に対応出来る幅広い臨床能力を身につけることを目標として始まりました。そして、開始15年目を迎え、島根大学でも臨床研修制度卒業生が各診療科診療の中心的役割を担う時代となっています。研修制度前と後を30年以上にわたり観察してきた私の目には、研修制度卒業生が如何にも頼もしく見えます。幅広い臨床能力はもちろんですが、特に目を引くのが教育への姿勢です。後輩の研修医、医学生への指導姿勢は昔(?)には全く見られなかった優しさと粘り強さ、そして基本的知識と実技を非常に丁寧に教える光景はまさに研修制度の光と言えるでしょう。我が国の医学教育は欧米に比べて100年遅れているとよく耳にしますが、この15年の急速な進化は目をみはるものがあり、今後のさらなる進化を期待させてくれます。

その一方で、2018年から始まった新・専門医制度。専門医としての幅広い臨床能力、医師の地域偏在と診療科偏在の解消をこの制度のコンセプトとしていますが、未だ不確実要素が多くその研修プロセスを見えにくくしています。このことが研修医への新たなストレスをもたらしているのは間違いありません。3年ないし4年先に専門医試験がほぼ当たり前のように待ち受ける環境は、彼らのゆとりをなくしてしまいます。初期臨床研修センターの任を受けて10年目を迎え、研修医が無事に初期研修を修了し、専門医に向けての一歩を勇んで踏み出せるサポートをすることを私の責務という思いを胸に秘め任を果たしたいと思っています。どうか、これからもよろしくお願い致します。

平成30年7月11日

卒後臨床研修センター副センター長 岡﨑四方

平成28年4月より卒後臨床研修センターに着任し、3年目となりました。

それ以前は精神科医として、当院での診療はもちろん近隣の精神科病院の診療援助や行政・保健福祉等さまざまな機関と連携して精神医療に携わっておりました。 児童虐待、発達障害、不登校、摂食障害、産褥期うつ、職場のメンタルヘルス、アルコール依存、自死問題、緩和ケアにおけるこころのケア、認知症と介護の問題・・・ と見ていくと、精神科医の仕事はヒトの一生のすべての時期に渡って関わる「人生に寄り添う」仕事と言うことができます。また、こころの病気は家族問題、 職場問題、経済的問題、健康問題、はたまたプライドや生きがいといったものが関係していますので、「生活に寄り添う」仕事、「生き様に寄り添う」仕事と言えるでしょう。

こうしたことは患者さんだけでなく、医学生や研修医についても同じことがいえるかもしれません。 単なる一医学生、一研修医ではなく、あるひとりの人間が医師を志し(ひょっとしたら子どもの頃からの夢だったかもしれません)、 成就し(医学部卒業、国家試験合格)、さらに研鑽(臨床研修)を積まんとする、その人生を見守り、支える気持ちで取り組んでいきたいと思っております。

どうぞよろしくお願い致します。

平成30年7月17日

【問い合わせ先】

電話 0853-20-2006
Fax 0853-20-2375