島根大学医学部附属病院長 挨拶

井川 幹夫(いがわみきお)

当院は、特定機能病院として高度急性期医療、がん医療の推進、再生医療の充実を図っています。
急性期医療の要となる救急医療については、2016年度当初に設置した高度外傷センターを核として増員・強化した救命救急センター機能により県全域を対象とし、内因性疾患対応も充実した幅広い救急医療を実施しています。重症大動脈弁狭窄症に対する経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)を4月に県内で初めて実施、がんに対しては、都道府県がん診療連携拠点病院として、ロボット支援手術の適用拡大、希少がん、小児がん対策、がん患者さんの就労支援を含む包括的ながん医療を推進しています。
特に、新たに指定されたがんゲノム医療連携病院として、がんに対するPrecision Medicineを開始して県内のがん医療水準の劇的な向上を目指し、他には、拡充した周産期医療部門を稼働させ、周産期母子医療センターとしての役割を果たし、アレルギーセンターが多様なアレルギー疾患に対する診療科横断的な治療を実施しています。

このような高度急性期医療を中心とした大学病院ならではの研修環境で、丁寧な指導で定評のある初期臨床研修を経験して将来多様な疾患に対応できる基本的な知識と深い洞察力を養っていただくことを願っています。
また、地域枠等出身医師に対しては、当院の卒後臨床研修センター専門研修等部門、しまね地域医療支援センターが連携して専門医の取得と義務履行を無理なく行えるよう支援します。
さらに当院と関連病院が協力して研究の実施及びキャリア形成の支援に責任を持って向き合いますので、安心して当院の初期研修と専門研修を選択してください。皆さんの参加を大いに期待しています。