専門医研修プログラム救急科
島根大学医学部附属病院救急科専門研修プログラム(PDF形式:669KB)
(令和5年度募集1次審査通過プログラム) 令和6年度募集プログラムは承認前につきしばらくお待ちください。
特徴
当院救急科専門研修プログラムでは、救命救急センターを中心に院内各科と連携して高度な救急医療を学ぶことができます。とくに日本初のAcute Care Surgery講座による高度外傷センターを併設し、最先端の救急診療システムである「ハイブリッドER」を有しており、高度な外傷診療を経験できます。またERとしてあらゆる救急症例に24時間対応することで救急医として必要な知識・スキルを効率よく研修することができます。連携施設として島根県内を中心に多くの施設が参加するプログラムであり幅広い救急科研修が可能です。
募集関係
募集期間 |
1次募集:11月1日(水)〜14日(火) 開始・終了は全て当日の正午となります。 |
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募集定員 | 募集定員 5名 |
研修期間 | 3年間 |
モデルプログラム
プログラム連携施設 (施設名をクリックすると施設のホームページにリンクします。)
連携施設
県内施設
島根県立中央病院(島根県内基幹施設)、 松江赤十字病院、 雲南市立病院、 出雲徳洲会病院
県外施設
りんくう総合医療センター、 日本医科大学千葉北総病院、 宇治徳洲会病院、 済生会宇都宮病院、 横浜市立大学附属病院、 自治医科大学附属病院、 金沢大学附属病院、 自治医科大学附属さいたま医療センター、 藤田医科大学病院、 公立豊岡病院組合立豊岡病院但馬救命救急センター、 県立広島病院、 聖マリア病院
関連施設
県内施設
独立行政法人国立病院機構 浜田医療センター、 松江市立病院、 松江生協病院、
松江記念病院、 独立行政法人地域医療機能推進機構 玉造病院、 安来市立病院、
医療法人陶朋会 平成記念病院、 町立奥出雲病院、 町立飯南病院、 出雲市民病院、
出雲市立総合医療センター、 大田市立病院、 公立邑智病院、
社会福祉法人恩賜財団島根県済生会 江津総合病院、 六日市病院、 益田赤十字病院、
益田地域医療センター 医師会病院、 隠岐広域連合立 隠岐病院、 隠岐広域連合立 隠岐島前病院
専攻医からのメッセージ

救急医学講座/救命救急センター 村上 航太朗
初めまして。
島根大学医学部附属病院救命救急センター所属、救急科専攻医1年目の村上航太朗と申します。私は救急×総合診療のダブルボードで進むため、現在は救急科研修を行っているところです。
私は島根県の飯南町というところの出身で、将来は地元に戻って地域医療を支えたいと思っています。一言で「地域医療」と言っても様々ですが、私の考える地域医療とは、そこに住む人達が健康に、幸せに生きていく手助けをする医療だと考えています。しかし、現在の医師偏在などからは全ての住民に十分な医療を届けることは難しく、特に救急医療のような1分、1秒を争うものほどより大きな影響があるのではないでしょうか。私は地域医療、また地域の救急医療を支えたいと思い、この救急×総合診療のダブルボードの道に進みました。
島根大学医学部附属病院救命救急センターには日々軽症から重症まで多数の患者様が来院されますが、指導医の先生方の指導を受けながら日々成長を感じつつ診療に励めています。また、上級医の先生方は私の目指しているものを十分すぎるほどに理解してくださり、地域医療についても私よりもずっと先を見据えておられ、日々学ぶことばかりです。他科の先生方も緊急での対応に快く対応下さり、毎日楽しく仕事・勉強ができています。これをご覧になっておられる皆様とも、できれば同じ救急科として、一緒に働ける日を心待ちにしております。

Acute Care Surgery 講座/高度外傷センター 藤田 朋宏
2023年度よりAcute Care Surgery講座に入局しました、専攻医の藤田朋宏と申します。出身は千葉ですが大学は沖縄で大好きな海に囲まれた学生生活を送り、そして初期研修を東京で修了した後、ここ島根県出雲市へと参りました。なぜ島根へ?とよく聞かれます。その答えは日本トップクラスのACS養成コースがここにはあるからです。数ある専攻医向けのHPの中からこちらへ訪れているという事は、ACSの説明はもはや必要ありませんね。ここの施設には高度外傷に加え急性腹症の患者が次々と搬送され、スタッフが昼夜を問わず全力で診療に当たっています。そして退院するまで経過をみて、その後の外来業務までこなします。
毎日の業務は朝のカンファレンスより始まります。救急科、外科、さらには集中治療科といったダブルボード、ないしはトリプルボードを持った上級医より、一つ一つの症例に対して丁寧なフィードバックを頂けます。病棟業務の束の間、外来に急患が来れば対応します。そして消防よりDr.carの要請があれば直ちに乗り込み、現場へ急行します。
ここの施設の名物はDr.carとHBERと、そして外傷診療に熟知したスタッフです。真夜中だろうと要請があれば現場に急行し、蘇生が必要な患者であればすぐにDr.carへ収容し、揺れる車内の中で開胸まで行いABCを立て直し、HBERで待ち構えたスタッフと共に、全力で蘇生行為を繰り広げていきます。もし多重事故で傷病者が多ければ次々とスタッフが応援に駆けつけます。そこにはドラマでも描ききれない、命を救うリアルがあります。私はまだまだプレイヤーとして上手く立ち回ることはできません。いつの日か先生方と共に患者の命を救うために奮闘できるよう、日々特訓を積んでいる毎日です。
日本で外傷医となるには外科を先にやるべきか、それとも救急科を先に選ぶべきか、よく議論になります。私も一時悩んだことがありました。しかし結局答えは出ず、またACSというなんだか魅了的!?な講座を知り、ここ島根に見学に来たのが入局のきっかけです。頭の中で悩んでいるより、色々なところを見学に回り、体当たりで自分に合う道を探したほうが意外に近道かもしれません。
島根が遠いとお思いならば、地球儀をご覧になってみてください。東京も、沖縄も、島根も、ほら、目と鼻の先です。百聞は一見に如かず、是非当施設を見に来てください。
島根大学高度外傷センターは365日24時間、トップクラスのAC Surgeonがあなたの見学をお待ちしております。
研修プログラム問い合わせ先
所属 救命救急センター・高度外傷センター
氏名 渡部広明
直通電話 0853-20-2752
FAX 0853-20-2753
Eメール h-watana@med.shimane-u.ac.jp
資料請求先・提出先及びその他問合せ先
〒693-8501 島根県出雲市塩冶町89-1
島根大学医学部附属病院 卒後臨床研修センター 専門研修等部門
電話:0853-20-2714
E-メール s-kouki@med.shimane-u.ac.jp
リンク先
- 救命救急センター http://suh-er.jp/
- 高度外傷センター http://www.shimane-u-acs.jp/
- 日本救急医学会 http://www.jaam.jp/index.htm
- 一般社団法人 日本専門医機構 https://jmsb.or.jp/

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高度外傷センター
