専門医研修プログラム救急科

島根大学医学部附属病院救急科専門研修プログラム(PDF形式:504KB)
(令和4年度募集1次審査通過プログラム) 公開しているプログラムは学会の一次審査を通過したものです。
専門医機構の二次審査後のプログラムは、専攻医登録システム上で確認してください。

特徴

 当院救急科専門研修プログラムでは、救命救急センターを中心に院内各科と連携して高度な救急医療を学ぶことができます。とくに日本初のAcute Care Surgery講座による高度外傷センターを併設し、最先端の救急診療システムである「ハイブリッドER」を有しており、高度な外傷診療を経験できます。またERとしてあらゆる救急症例に24時間対応することで救急医として必要な知識・スキルを効率よく研修することができます。連携施設として島根県内を中心に多くの施設が参加するプログラムであり幅広い救急科研修が可能です。

募集関係

募集期間 令和4年1月6日(木)12時~令和4年1月18日(火)12時まで
募集定員 募集定員 4名
研修期間 3年間

モデルプログラム

プログラム連携施設 (施設名をクリックすると施設のホームページにリンクします。)

連携施設

県内施設
島根県立中央病院(島根県内基幹施設)、 松江赤十字病院雲南市立病院出雲徳洲会病院

県外施設
りんくう総合医療センター宇治徳洲会病院済生会宇都宮病院横浜市立大学附属病院自治医科大学附属病院

関連施設

県内施設
独立行政法人国立病院機構 浜田医療センター松江市立病院松江生協病院
松江記念病院独立行政法人地域医療機能推進機構 玉造病院安来市立病院
医療法人陶朋会 平成記念病院町立奥出雲病院町立飯南病院出雲市民病院
出雲市立総合医療センター大田市立病院公立邑智病院
社会福祉法人恩賜財団島根県済生会 江津総合病院六日市病院益田赤十字病院
益田地域医療センター 医師会病院隠岐広域連合立 隠岐病院隠岐広域連合立 隠岐島前病院

専攻医からのメッセージ

救急医学講座・救命救急センター / 向山 賢

はじめまして。島根大学医学部附属病院救急科専攻医1年目向山賢と申します。救急を将来の選択肢の1つとして意識するようになったのは、6年生の臨床実習でした。“青い人たち“に指導されながら最高の同期と実習を行い、救急も面白いと感じました。その時のことは今でも鮮明に覚えています。ただ、当時はメインの選択肢にはなっていませんでした。その後、初期研修で色々な診療科をローテーションするにつれ、数個の診療科に絞られ、その中の1つが救急でした。その後悩みに悩んで、最終的に急性期をしっかり診れて、commonな疾患を断らないところに惹かれて、救急を選びました。幸運なことに今年から総合診療科ともコラボでき、鑑別診断や病棟管理など、救急とは違った一面からのアプローチも学べています。当科は人員的にも少なく、これから医局を作り上げていく段階です。だからこそ、若い力が必要であり、他科とのコラボなど普通では考えられないことができています。あなたがやりたいことができる医局です。あなたの手で島大救急をつくりませんか。

Acute Care Surgery講座 高度外傷センター / 工藤 公平

2021年度よりAcute Care Surgery講座に入局いたしました専攻医の工藤公平と申します。私は島根大学医学部を卒業後、青森県で臨床研修を行い,再びここ出雲の地に戻ってきました。もとより救命救急医を目指していましたが、患者の命を救うためには外科スキルも習得したいと思い、目指す医師像の実現のためにAcute Care Surgery講座へ入局を決めました。大学病院の強みである若手医師だけでなく医学生への教育体制が非常にしっかりしており、かくいう私も学生時代の実習で熱い指導を受けた経験が入局を後押ししてくれました。地方は症例数が少ないイメージがあるかもしれませんが、ヘリやドクターカーで島根県全域の症例を集約化しており,十分な症例数を経験することができます。外傷診療のメインは最先端のハイブリッドER、ここではドラマティックな救命医療が行われます。Acute Care Surgeryの三本柱は外傷外科・救急外科・集中治療ですが、当プログラムはこれらについてバランスよくハイレベルな研鑽を積むことのできる、魅力あるものとなっております。まだまだ知識も経験も未熟で修行の毎日ですが、環境が素晴らしく、充実した研修を行うことができています。
専攻医としてAcute Care Surgeryの世界レベルのスタンダードを一緒に学びましょう。見学をお待ちしております。

Acute Care Surgery 講座 高度外傷センター / 坂根 舜哉

はじめまして、2021年度よりAcute Care Surgery講座に入局しました坂根舜哉と申します。
私は学生時代からAcute Care Surgery講座に関心があったこともあり、2018年度に島根大学医学部を卒業し、大阪府のりんくう総合医療センターで臨床研修を行い、本年度より入局しました。
現在は救急専門医取得を目指し研鑽をしております。当科のプログラムの魅力は、救急専門医研修中にも外科的集中治療も含めた全身管理、急性腹症を含めた外科手技の研鑽も同時にかつ日常的に携わることが可能という点です。Acute Care Surgeonに必要なこれら3つの要素を救急専門医取得過程でも十分に行うことができるプログラムは全国では当科のみではないでしょうか。
また、これらの多岐にわたる研修内容に対して、上級医のバックアップも充実しており適切な指導を受けつつ診療を進めることができます。
症例数、研修内容、指導体制全てにおいて充実した、かつ大学病院としてacademicな側面も十分な機会が得られる、自身の行いたい研修内容全てに手が届くプログラムだと思います。
外傷診療や急性期外科に関心のある皆様、ぜひ我々とともに日本の外傷診療の最先端を学びませんか。興味があればまずは一度見学にお越しください。お待ちしております。

Acute Care Surgery 講座 高度外傷センター/ 高津 研翔

みなさん、こんにちは。2021年度にAcute Care Surgery講座専攻医として入局致しました高津研翔と申します。
私は元々熊本出身であり、宮崎大学医学部を卒業し、臨床研修は熊本県の人吉医療センターという病院でさせて頂きました。学生、研修医時代は大まかに熊本や宮崎で外科系の進路を考えていました。そのような中初期研修医の後半で熊本豪雨に被災し、自分が務めていた病院も被害を受けました。その際全国からDMATを始めとした救急医の支援を受け、救急医療の魅力に惹かれました。救急もしたい、その後はしっかりと自分の中では考えがまとまっていないが外科系にも行きたい。そのように自分の中でも漠然としか考えていませんでしたが、救急医療を勉強しながら(救急専門医を取りながら)、外傷、急性腹症の手術手技も勉強できる当科のプログラムはとても魅力的でした。とはいえ縁もゆかりもない島根県に飛び込むことは少し勇気が要り、不安な要素も多くありました。見ず知らずの存在であったこともありますが、上級医の先生、専攻医の先輩は入局までに何回もビデオ通話やメールで相談に乗って下さいました。プログラムの魅力もさることながら、親身で熱心に指導して下さる上級医の先生に囲まれている環境も当科の大きな魅力の一つだと思います。
島根にゆかりのある人はもちろんですが、自分のようにそうでは無い人にも自信を持ってお勧めします。少しでも興味を持って頂ければ、ぜひ一度見学にいらしてください!お待ちしております!

研修プログラム問い合わせ先

所属   救命救急センター・高度外傷センター
氏名   渡部広明
直通電話 0853-20-2752
FAX    0853-20-2753
Eメール  h-watana@med.shimane-u.ac.jp

資料請求先・提出先及びその他問合せ先

〒693-8501 島根県出雲市塩冶町89-1
島根大学医学部附属病院 卒後臨床研修センター 専門研修等部門
電話:0853-20-2714
E-メール s-kouki@med.shimane-u.ac.jp

リンク先

救急科

高度外傷センター