後期研修医科 カリキュラム救急科(救命救急センター,高度外傷センター)

目標・理念

“いつでも、どこでも、だれでも”という救急医療の理念のもとに、医師としての基本である軽症から重症までのあらゆるタイプの患者さんの初期診療(ER)を行える、幅広い能力を獲得することを目的としています。診療および治療ためにどのようなアプローチがあるかを常に考えることで、レベルアップに直接つながります。将来どのような形の医療の専門家になろうとも、医師として基本であるこの能力を身につけることで、さらに深い知識と経験を有する医師への育成を目指しています。

診療科概要

救命救急センターは院内全体の各科の協力のもとに、子供から大人まで、軽傷から重症まで、あらゆる救急疾患を取り扱っています。本年4月から全科のご協力により、救命救急センター専従医師が11名となりました。臨床経験10年までの若手医師であり、それぞれのスペシャリストです。指導医が増員となったことで、救命救急センターでの対応で研修の実が上がっています。専従医の業務は、重症度に関わらずあらゆる疾患(産科は除く)の救急外来での診療を行い、専門治療が必要であれば必要な初療を素早く行い各専門科へ遅滞なく紹介し、また救命救急センターへの入院を要する患者さんの治療を行っています。平均で15-20名/月の入院患者さんがあります。月曜と木曜の朝には、カンファレンスを行い、救命救急センター入院患者さんや救急外来での症例等について検討を行います。救命救急センターを受診する総患者数は年間13,000名、うち救急車による搬送件数は2,600件で、あらゆる疾患を経験することが出来ます。

勤務体制は日勤9:00-18:00、遅番12:00-21:00、夜勤18:00-翌10:00の変則3交代制で、担当時間は忙しいことが多いですが、当直明けはオフとし、オン/オフをはっきりさせています。

研究について

研究は、出雲消防と協力して、1.新しい救命救急講習方法(BLSプラス)の開発とその講習方法  2.病院前救護における警察機関と消防機関の連携強化の取り組みについて、さらに出雲消防と産学連携センター、一般企業と共同で、3.救急患者情報の文字化・送信技術の構築について行っています。上記1および2に関しては、学会発表も終わり現在論文作成中です。また上記3では、プロトタイプの機器を作成し、特許申請を準備中です。さらにERでの診断の質を上げるための研究を準備中です。

 

研修プログラム ダウンロード

下記の研修プログラムをダウンロードしてご覧ください。

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