初期研修医科 カリキュラム消化器内科・肝臓内科
目標
GIO
消化器内科医としてのみではなく、内科医として患者を診うる素養を身につける。
SBOs
- 全身の観察(バイタルサインと精神状態の把握、皮膚や表在リンパ節の診察を含む)を行い、記載することができる。
- 腹部の診察を行い、記載することができる。
- 以下の検査に関し、①適応を判断 ②結果を解釈することができる。
消化管内視鏡検査・腹部超音波検査・X線検査・CT検査・MRI検査 - 胃管の挿入と管理をすることができる。
- GERD・機能性胃腸症・IBSの病態を理解し、治療方針を判断することができる。
- 炎症性腸疾患の病態を理解し、治療方針を判断することができる。
- ウイルス性肝炎の病態を理解し、治療方針を判断することができる。
- 急性腹症と急性消化管出血を診断し、治療方針を判断することができる。
- 消化器系悪性腫瘍を診断し、治療方針を判断することができる。
- 上級医・指導医の指導のもとで患者家族に対し病状説明を行うことができる。
- 患者の尊厳に配慮し、死亡確認および遺族への対応を行うことができる。
方略
病棟で5人程度の患者を受け持ち、上級医・指導医の指導のもと受け持ち医として主体的に診察する。外来で初診患者に対応し、初診患者の病歴聴取、診察、検査計画立案、鑑別診断、治療計画の立案を行う。外来で再診患者に対応し長期外来管理を行う。
- 病棟カンファレンス:週1回(月)。受け持ち患者に関してプレゼンテーションを行う。
- グループカンファレンス:週1回(水)。所属するグループ(指導医・上級医を含む5人程度のグループ)内で受け持ち患者に関してプレゼンテーションし、症例検討を行う。
- 腹部超音波検査:週2回。上級医・指導医の指導のもと、検査を行う。
- 消化管内視鏡検査:週2回。上級医・指導医の指導のもと、検査の準備を行い、一部検査を実施する。
- 消化管内視鏡検査読影会:週1回(木)。消化管内視鏡検査読影会に積極的に参加する。
- 合同カンファレンス:消化器外科、放射線科等による合同カンファレンスに参加し、受け持ち患者のプレゼンテーションを行う。
- リサーチカンファレンス・レクチャー:週1回(月)。ローテーション中に1回発表する。
- その他、地方会や消化器勉強会に積極的に参加する。
評価
<形成的評価>
- 指導医が病棟・外来研修において知識とスキルを評価する。
<総括的評価>
- EPOC2による評価を行う。
- 終了時に評価表(研修医の経験内容等に関する自己評価および第二内科の指導体制に関する評価を記載)を提出する。評価表は第二内科で共有する。
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