初期研修医科 カリキュラムリハビリテーション科
目標
GIO
リハ医学の基本を身につけ、障害の評価、リハ処方ができるようになること。
SBOs
- リハ医療の対象となる疾病の症候や障害を評価するための基本的な知識や技術を習得する。
- 対象疾患のリハに必要なリスク評価と管理ができる。
- 包括的な障害評価とリハゴール設定ができる。
- リハ療法(理学療法、作業療法、言語聴覚療法、療育技法など)の適応を理解し処方できる。
- 義肢・装具や自助具、福祉機器等の適応、福祉資源の活用法が理解できる。
- チーム医療の中心となる人間性とリーダーシップを学ぶ。
- 地域におけるリハ機能と役割を理解し連携がとれる。
- ICF(国際生活機能分類)について理解する。
- 上級医・指導医の元で患者および家族に対し病状説明ができる。
方略
外来で現病歴の聴取を行い、上級医・指導医の診療の仕方を学ぶ。
病棟で1-2名の患者を受け持ち、上級医・指導医の指導の下に担当医として主体的に診療にあたる。
- 回診:週1回。受け持ち患者に関してプレゼンテーションを行う。
- 外来:月~金。現病歴を聴取し、診察を見学する。
- 検査:電気生理学的検査(筋電図、神経伝導速度、誘発脳波)、超音波検査、治療:ボツリヌス毒素、フェノールを用いた痙縮治療の介助を経験する・嚥下造影検査などを上級医・指導医とともに経験する。
- 症例検討会:週1回:水。受け持ち患者に関してプレゼンテーションを行う。
- 抄読会:水。文献を紹介し討論に参加する。
- その他:地方会や外部医療機関、地域包括ケア・ネットワークとの症例検討会、教育研修講演会に参加する(月1-2回)。
評価
<形成的評価>
- SBOsに対する到達度について、自己評価と指導医による5段階で評価する。
- ローテーション中に養成コース長による面接評価を行う。
<総括的評価>
- 指導医および看護師等により態度・技能を評価する。
- 終了時に評価表(研修医の経験内容等に関する自己評価およびリハ科の指導体制等に関する評価を記載)を提出。評価表はリハ科のスタッフすべてが共有する。
- EPOC2による評価を行う。
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