初期研修医科 カリキュラム光学医療診療部

目標

GIO

消化器専門医としてのみならず、一般医として消化器疾患患者診療における素養と技量を身につける。

SBOs

  1. 全身の観察および診療録の確認により、検査・治療の妥当性および安全性を確認することができる。
  2. 安全で見落としのない上部消化管内視鏡ルーチン検査が施行できる。
  3. 色素内視鏡検査および生検施行必要性の判断ができ、かつ安全・確実に施行できる。
  4. 検査に伴う感染症リスクにおけるスタンダードプリコーションを施行できる。
  5. 内視鏡検査による合併症に対して、適切な処置ができる。
  6. 超音波ルーチン検査により、異常所見の確実な拾い上げと評価ができる。
  7. 消化管腫瘍内視鏡治療の介助ができる。
  8. 胆膵疾患内視鏡治療の介助ができる。
  9. 超音波下肝臓生検・肝癌治療の介助ができる。
  10. 経皮経肝胆嚢・胆管・膿瘍ドレナージの介助ができる。

方略

  • 上級医および指導医のマンツーマンの指導もとに検査・介助を行う。一人での検査・治療は禁止とする。
  • 施行した検査所見は必ず読影し、上級医または指導医のチェックを受ける。可能であれば自身の検査は動画にて記録しておく。
  • 全体での所見読影会には必ず出席し、診断能力向上に研鑚する。
  • 検査・治療の介助は、その意味をよく理解し、上級医または指導医の指導のもとに行う。
  • 抄読会や学会、研究会などに積極的に参加する。

評価

<形成的評価>

  • SBOsに対する到達度について、自己評価と指導医による5段階で評価する。

<総括的評価>

  • 指導医および看護師等による態度・技能を評価する。
  • 終了時に評価表(研修医の経験内容などに関する自己評価および指導体制に関する評価を記載)を提出する。評価表は光学医療診療部、消化器内科、肝臓内科で共有する。
  • EPOC2による評価を行う。
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