初期研修医科 カリキュラム腫瘍内科

目標

GIO

内科診療の基本を身につけ、腫瘍(固形がん、肉腫などの固形腫瘍)の患者の診断、検査、治療を習得する。さらに患者の社会的、精神的背景を理解し、心のケアを含めた全人的な医療ができる。

SBOs

  1. 担当患者を診察し、検査計画を適切に立案することができる。
  2. 検査結果を、適切に解釈することができる。
  3. 感染症を適切に予防し、発症時には指導医の指導のもとで適切に治療ができる。
  4. がんの確定診断に必要な手技ができる。
  5. がんの確定診断に必要な画像診断、病理診断、ゲノム診断などについて理解できる。
  6. 科学的なエビデンスに基づき、且つ、がん患者の肉体的、社会的、精神的な状況を考慮した治療法 を提示することができる。
  7. がん薬物療法の治療効果を適切に判断できる。
  8. がん薬物療法の有害事象のマネジメントができる。
  9. がんに伴う症状に対し全身管理ができる。
  10. がん薬物療法に必要な支持療法を適切に使える。
  11. がんの緩和ケアを適切に行える。
  12. 手術療法や放射線療法などを加えた集学的治療について適切に判断できる。
  13. カンファレンスで受け持ち患者のプロブレムを的確に報告できる。
  14. 指導医の指導のもとで、患者やその家族に対して病状説明ができる。

方略

  1. 2~3人前後の入院患者を受け持ち、上級医・指導医の指導のもと主体的に診療に従事する。
  2. 入院患者の問診、診察を行い、診断・治療に必要な診断計画、治療計画を自ら立案し、上級医・指導医と討議を行い決定する。
  3. 外来患者について、診断・治療に診断計画、治療計画を自ら立案し、上級医・指導医と討議を行い決定する。
  4. 教授回診、カンファレンスに参加して症例呈示を行い、上級専門医の視点から検査・治療計画の指導を受け、実施し、結果について討議を行い理解を深める。
  5. その他、がんに関連する学会/講演会・研究会・キャンサーボードなどに積極的に参加し、学術論文を作成する。

評価

<形成的評価>

  • 上級医・指導医がケースプレゼンテーションにおけるプレゼンスキルを評価する。
  • ローテーション中に養成コース長による面談評価を行う。

<総括的評価>

  • 日々の上級医との質疑応答による包括的評価と、達成度の統一的客観評価を行う
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