初期研修医科 カリキュラム腎臓内科
目標
GIO
内科診療の基本を身につけることを第一とする。さらに腎疾患については、尿検査、血液検査、腎生検組織、そして血液浄化療法について幅広く学び、腎臓内科領域の基本的な診療ができるようになる。
SBOs
- 尿検査、血液検査、動脈血ガス分析に関して、異常所見を指摘し、解釈ができる。
- 腎生検の適応および実施方法、合併症を述べることができる。
- 腎炎に対する免疫抑制療法の適応および実施方法、合併症を述べることができる。
- 保存期腎不全に対する、食事療法、薬物療法について判断できる。
- 急性腎障害について、診断・治療方針が理解できる。
- 電解質異常について、診断・治療方針が理解できる。
- 腎代替療法に関して、適応・実施方法・合併症を述べることができる。
- 急性血液浄化およびアフェレシス療法に関して、適応・実施方法・合併症を述べることができる。
- 上級医・指導医の指導のもとで患者・家族に対して、病状説明ができる。
方略
病棟で5人程度の患者を受け持ち、上級医・指導医の指導のもとで受け持ち医として主体的に診療を行う。腎臓内科外来時には再診のみならず、初診患者の病歴聴取を行い、上級医・指導医とともに今後の方針等の決定に参加する。
- カンファレンスおよび回診:週3回(月、水曜日8:30~カンファレンスのみ 木曜日14:00~カンファレンスおよび回診)。受け持ち患者に関してのプレゼンテーションを行う。
- 腎生検:週1回(木曜日午後)。受け持ち患者に関して、検査の準備から一部検査を実施する。
- 抄読会:月1回。
- その他、日本内科学会中国地方会、各種研究会にも積極的に参加する。
評価
<形成的評価>
- SBOsに対する到達度を、自己および指導医による評価(5段階)で評価する。
- 指導医がケースプレゼンテーションでのプレゼンスキルを評価する。
<総括的評価>
- 研修終了時に指導医がチェックリストを用いて評価する。
- EPOC2入力を活用して評価する。
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